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5Gなのに遅すぎなんで!?楽天ターボは5G通信できるけどデメリットばかり?

楽天ターボ(Rakuten Turbo)は楽天が2023年1月から提供を始めたホームルーターサービスです。

2020年に楽天はモバイル系のサービスを開始し、その延長に楽天ターボがあります。

プランは「Rakuten Turbo 5G」しかなく、「5G」とあるように5G通信の利用が可能です。

まだ始まったばかりのサービスなので、「実際のところどうなんだろう…」と思っている人もいるでしょう。

このページでは楽天ターボの基本情報や、楽天ターボの5G通信について知っておいたほうが良いデメリットなどをまとめました。

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【結論】楽天ターボはこんな人におすすめ

まずは結論から。

楽天ターボは以下の人は検討する価値があると言えます。

■楽天ターボがおすすめの人

  • 楽天の5G通信エリアに住んでいる
  • よく楽天市場を利用する
  • 楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を利用

楽天ターボは楽天のサービスを良く利用する人にとって大きなメリットがあります。

また、楽天ターボはエリアによっては5G通信の利用が可能です。

詳しいことは後述する5G通信は本当に速いのか?そもそもつながるエリアは?で解説していますが、楽天ターボで5G通信が利用できるのは、一部人口が多い地域に限られています。

また、楽天ターボは楽天市場での買い物が最大でポイント+4倍になるサービスを実施中です。

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」とセットで20,000円相当のポイント還元が受けられるので、楽天のサービスをよく利用するという人にとってはお得だと言えます。

●公式ページ: 楽天ターボの公式ページ

【基本情報】楽天ターボは1年目は料金が安いのホント?

では、楽天ターボの基本情報を確認していきましょう。

楽天ターボロゴ
■Rakuten Turbo 5Gの概要
月額料金 1年間:1,980円
2年目以降:4,840円
契約期間 なし
事務手数料 3,300円
データ容量 無制限
スマホセット割引 割引なし
※ポイント還元はあり
端末代金 41,580円
※24回/48回分割も可能
キャッシュバック なし
支払い方法 クレジットカード
公式ページ Rakuten Turbo

とくに気になる月額料金、通信速度、端末情報について詳しく見ていきます。

月額料金|安くなるのは1年目だけ!端末料金はかかるので注意

楽天ターボの「Rakuten Turbo 5G」のプラン料金は4,840円です。

ただし、1年目は1,980円で利用できます。
総額にすると34,320円お得になる計算です。

しかし注意点としては、端末料金は0円になりません。

端末料金は41,580円で、一括支払いもできますが、多くの人は24回や48回(楽天カードの場合)払いを選択するでしょう。

つまり月々の月額料金に、プラスして端末料金の分割された費用がかかってきます。

端末料金を24回払いにした場合の月額料金をシミュレーションしてみましょう。

■月々の支払いシミュレーション

  • 1ヶ月目:プラン料金+事務手数料+端末代金
    7,024円(プラン料金は日割りになる)
  • 2ヶ月~12ヶ月:プラン料金+端末代金
    3,712円
  • 13ヶ月~24ヶ月:プラン料金+端末代金
    6,572円
  • 25か月以降:プラン料金
    4,840円

1ヶ月目は、マックスでかかる月額料金です。
実際はプラン料金が日割りになるので、上記のシミュレーションより安くなります。

ひらめいた男性
▲通常料金と端末代金の分割費がかかる
13ヶ月~24ヶ月目は注意が必要

もっとも注意が必要なのは、13ヶ月~24ヶ月の月額料金です。
1年間の割引期間が完了し、通常のプラン料金と端末の分割費用がかかります。

「これじゃ、固定の光回線と変わらないじゃん…」と思われる人もいるでしょう。

その通りです。
固定の光回線サービスは工事費がかかりますが、基本的には実施無料になります。

6,000円以上の支払いとなると、ホームルーターにする意味があまりないように感じるでしょう。

定期契約期間、つまり縛りはないので、楽天ターボはいつ解約しても解約金はかかりません。

ただし、端末代金の分割支払いが終わっていない場合、残りは一括請求されるので注意してください。

通信速度|楽天ターボと他社サービスを比較したら?

次に楽天ターボの通信速度について確認しましょう。

通信速度には理論上の最大速度と、実際の通信速度の2つの観点から見る必要があります。

理論上の最大速度が速くても、実際にその速度が出るわけではありません。

あらゆる要因によって、実際の速度は最大速度よりもはるかに遅くなります。

うそつきと思っている女性
▲最大速度=実際の速度
そう思わないように!

とくに無線での通信を行っているホームルーターなどは、理論上の最大速度と実際の速度には大きな差があるので注意が必要です。

「最大速度がかなり速いから大丈夫でしょ!」

と、安易に思わず、しっかりと実測値も確認するようにしてください。

■ホームルーターサービス速度比較
サービス 下り
ダウンロード
上り
アップロード
Rakuten Turbo 53.51Mbps 29.86Mbps
docomo home 5G 174.82Mbps 19.28Mbps
SoftBank Air 82.98Mbps 8.11Mbps
WiMAX home 110.98Mbps 15.81Mbps

代表的なホームルーターのサービスを大手通信速度計測サイトの「みんなのネット回線速度」で調べてみると、楽天ターボはダウンロード速度で53.51Mbpsでした。

すこし心配になる通信速度ではありますが、ネットサーフィンやYouTubeを見るくらいであれば、そこまで不満は出ることはないでしょう。

通信速度だけで言えば、 docomo home 5G が他社を圧倒する結果になりました。

端末情報|注目すべきは端末代金が無料かどうか

ホームルーターで重要になってくるのは、端末です。

楽天ターボは楽天モバイル株式会社による「Rakuten Turbo 5G」という端末を利用することになります。

楽天ターボの端末
■Rakten Turboの端末情報
通信規格

LTE受信時:最大391Mbps
LTE送信時:最大76Mbps

sub6(5G NSA)受信時:最大2.1Gbps
sub6(5G NSA)送信時:最大218Mbps

IPv6 対応
有線LAN規格 1000BASE-T
100BASE-T
10BASE-T
有線LAN規格伝達速度 1Gbps
LANポート数 2ポート
無線LAN規格 IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
無線LAN周波数帯 2.4GHz/5GHz
サイズ(H×W×D) 約148×約110×約110 (mm)
重さ 約774g
最大接続数 128台

最新の5G通信に対応している端末を楽天ターボでは利用することができます。

最大通信速度は2.1Gbpsあり、かなり安定した通信速度が期待できるでしょう。

ただし、5G通信でない場合、最大速度は391Mbpsにまで下がってしまいます。

後述する5G通信は本当に速いのか?そもそもつながるエリアは?で解説していますが、楽天の5G通信が可能なエリアはまだまだ一部の人口が多い地域に限られています。

また、端末料金として41,580円が発生するのも要注意です。

分割支払いができるとはいえ、docomo home 5GやSoftBank Airは端末代金が実施無料が基本なので、楽天ターボはあまりおすすめできません。

5G通信は本当に速いのか?そもそもつながるエリアは?

楽天ターボを利用するなら、5Gエリアがどうかが重要です。

5Gエリアではない、いわゆる4G LTEエリアでの通信の場合、最大受信速度は最大391Mbpsになってしまいます。

5G通信の場合は、最大受信速度が2.1Gbpsなので、6倍以上の差が出る計算です。

楽天ターボの公式ページ で、簡単に対応エリアの確認はできます。
どんどんエリアは拡大しているようですが、docomoやSoftBankのエリアと比べてしまうと、新興のサービスということもあり狭く感じるかもしれません。

すこしわかりにくいですが、東京都を中心としてエリアで楽天ターボが5G通信できるのは、以下の地域です。

楽天モバイルの5Gエリア
▲緑色の部分が5G通信が利用できる範囲
都市部の中でもさらに狭い地域に限られている

一方、docomoの5G通信ができるエリアを確認してみましょう。

ドコモ5Gエリア
▲赤い部分すべてで5G通信が可能
楽天のエリアと比べるとかなり広い

単純なエリアの広さだとdocomoに楽天は及びません。

しかしもしも都市部にお住まいで楽天ターボが5G通信で利用できるという人は、検討しても良いでしょう。

これからエリア拡大をどんどんしていく予定でもありますので、まずは 公式ページ でエリアを確認してみてください。

楽天が実現した完全仮想化ネットワークについて

第4のキャリアとして注目を集めている楽天モバイル。

まだauの通信網を借りつつも、楽天独自のネットワークがどんどん増えてきているのは事実です。

また、楽天はdocomoやau、SoftBankでまだ実現されていない「完全仮想化ネットワーク」を実現しています。

完全仮想化クラウドネットワーク

■完全仮想化ネットワークの概略

これまでは、専用のハードウェアとソフトウェアが一体化している基盤でモバイルネットワークを構築するのが一般的でした。楽天モバイルでは、ハードウェアとソフトウェアを分離したことで、ハードウェアの設置工費の削減、ソフト部分の更新を速やかに行うことを実現しています。

難しいことを抜きにすれば、楽天モバイルでは、モバイル通信用のアンテナの設置工費を大幅に削減し、更新する場合も、クラウド上のソフトウェアのみを更新すれば済むようにしています。

docomoなどの楽天以外の大手キャリアでも同じ技術採用していますが、すべてのネットワーク設備において、仮想化ネットワークを実現しているのは、いまのところ楽天モバイルだけです。

現状、完全仮想化ネットワークの利点が顕著になってはいませんが、今後、様々なネット関連技術が向上するに従い、この技術の有用性がはっきりしてくるかもしれません。

契約前に確認!楽天ターボの大きな3つのデメリット

楽天ターボはまだ始まったばかりのサービスで、口コミ等が充分に集まっていません。

また、前述した通信速度|楽天ターボと他社サービスを比較したら?で示した平均速度も、126件の平均などで正確とは言い切れないところです。

そんな中でも、当サイトで調べて感じた楽天ターボのデメリットを3つ紹介します。

デメリット1|端末代が分割できるとはいえ無料じゃない

前述したように、楽天ターボの端末は実質無料ではありません。

実質無料というのは、端末代金を分割支払いにし、月々の分割費用と同等額を割引するサービスのことです。

つまり12ヶ月の分割にした場合、12ヶ月間、分割した端末費用が発生しますが、同じだけ割引されます。

1年後には相殺されるので、実質無料というわけです。

docomo home 5GやSoftBank Airは、基本的に端末が実質無料になります。
それと比べるとRakuten Turboは1年~2年は端末代金の分割費用が発生するので月額料金が割高になります。

■端末代金と支払い方法
サービス 端末代金
Rakuten Turbo 41,580円
一括/24回/48回
docomo home 5G 71,280円
36ヶ月で実質無料
SoftBank Air 41,580円
36ヶ月で実質無料
WiMAX ホームルーター 27,720円
36回払い

端末代金が高いのはdocomo home 5Gですが、36ヶ月間の利用で実質無料になります。

また、WiMAXのホームルーターは元々の端末代金が安く、36ヶ月払いで月々にかかる必要も770円に抑えることが可能です。

端末代金でもっとも新設なのは、SoftBank Airでしょう。
代金は楽天ターボと変わらず、36ヶ月間の利用で端末代金は実施無料になります。

デメリット2|通信速度が5Gエリアじゃないとすこし不安

こちらも前述したように、楽天ターボを利用する場合は5Gエリアが良いでしょう。

5G通信が利用できれば、最大受信速度は2.1Gbpsですが、4Gエリアの場合は最大受信速度が391Mbpsになってしまいます。

6倍以上の差があるため、楽天ターボの利用は5Gエリアにお住まいの人が良いでしょう。

ただし、楽天はまだまだ新興のキャリアなので、5G通信がおこなえるエリアが少ないです。

エリアはどんどん広がってはいますが、まずは公式ページ等で5Gエリアが使えるところに住んでいるかどうか確認するようにしてださい。

通信エリアを決めるのは、各キャリアの基地局の数です。
2022年5月に総務省が公表した、2021年度の各キャリアによる基地局数を見てみます。

■キャリア別の基地局数
キャリア 4G/LTE 5G
docomo
docomo home 5G
259,536 19,716
au
WiMAX home
196,101 18,041
SoftBank
SoftBank Air
171,940 39,051
Rakuten Moble
Rakuten Turbo
44,666 11,238

参考:総務省 令和4年度 携帯電話及び全国BWAに係る 電波の利用状況調査の評価結果の概要

楽天は2020年からモバイル事業を始めた割には、かなり基地局数を伸ばしているのがわかります。

実際、楽天は2023年度中に4G基地局を6万局に拡大するということです。

5G基地局についてはSoftBankが圧倒しているように見えますが、この基地局は4G基地局を一部アップデートしたものなので、イコール速くなるとは言いずらいでしょう。

やはり、5G通信を利用するなら、NTTの強大バックボーンを使っているdocomo home 5Gがもっともエリアが広そうです。

デメリット3|ポイント還元はあるけど現金キャッシュバックはない

楽天ターボは以下の2つの特典があります。

■楽天ターボのキャンペーン特典

  1. プラン料金が1年間1,980円
  2. 楽天モバイルの利用で20,000円相当のポイント還元!

まず、特典の1つ目は、1年間の月額料金割引です。

月々2,860円の割引が受けられるので、合計すると34,320円です。

ただし、端末代金は無料にならないので、別途41,580円かかります。

特典の2つ目は、楽天モバイルとセットで利用することで、20,000円相当のポイントが還元されるものです。

条件として楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」への利用、または申し込みが必要なので、少々ハードルが高く感じる人もいるでしょう。

docomo home 5Gでは無条件に15,000円の現金キャッシュバックを行っていますし、端末料金は実質無料です。

また、SoftBank Airは25,000円のキャッシュバックがもらえますし、WiMAXは最大で57,000円のキャッシュバックが用意されています。

■特典比較
サービス 内容
Rakuten Turbo ・1年間の月額料金1,980円
・スマホとセットで20,000円相当のpt還元
docomo home 5G ・無条件に15,000円キャッシュバック
※利用開始から最短翌月に振り込み
・端末料金実質無料
SoftBank Air ・25,000円のキャッシュバック
・端末料金実質無料
WiMAX home ・全員が25,000円のキャッシュバック
・他社からの乗り換えで最大57,000円

楽天ターボでオンラインゲームは難しい?

最後によくある質問にお答えします。

楽天ターボでオンラインゲームができるか気になっている人は多いようです。

結論から言えば、すこし様子を見たほうが良いかもしれません。

と、いうのも、そもそもオンラインゲームをホームルーターやモバイルWi-Fiで行うのは限界があります。

ゲームのイメージ
▲オンラインゲームには
安定した回線が必要…

もちろん快適にプレイしているユーザーも一定数いますが、やはり基地局と無線で通信を行うため、どうしても速度が遅くなり安定しにくいです。

またホームルーターは総じて、アップロードの通信速度が遅くなる傾向があります。

通常のネットサーフィンやYouTubeの視聴での利用であれば、アップロード速度をそこまで気にする必要あはりませんが、オンラインゲームになると一定の通信速度が欲しいところです。

なので、「楽天ターボだとオンラインゲームができない!」というよりも、オンラインゲームをやるのであればホームルーターではなく有線で通信している固定回線を検討したほうが良いでしょう。

速度重視の固定回線については、別記事「 【速度重視】回線速度が速いネット回線ベスト5!実測データで比較!」で詳しく解説しているので参考にしてください。

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